いよいよオリンピック開幕まであと少しですね!
選手の皆さんも続々と現地入りしている模様です。
過程、結果共に納得の競技をして、笑顔で帰ってきて欲しいものです。
http://www.jiji.com/jc/olympic?d=d4_beauty&p=gym100-jlp12557380-2&s=photolist
あ、どうも、前朝ドラ「カーネーション」が大好きだったクリスです。
体操日本代表も現地入り。
田中三兄弟の活躍にも期待が高まりますが、やはりなんと言っても内村くんです。
個人的に体操選手の体型はちょっと「お腹いっぱい」な感じでクリスの好みではなかったのですが、現在は全日本コーチである富田洋之さんが出てきたあたりから富田さんのストイックな美しさに魅せられてしまいましたね!
しかも今大会の日本代表、ルックス的にもレベル高いです。
そこで、ですよ、この三連休のNHK「ミラクル・ボディ」ご覧になりまして、奥さん!?
最終日だけは東日本大会で疲れちゃって見なかったんだけど、第1夜「ウサイン・ボルト」と第2夜「内村航平」はバッチリ見ました。
http://www.nhk.or.jp/special/miraclebody/index.html
この番組、夏季、冬季五輪直前にいつも期待の選手を取り上げてNHKが最新鋭カメラ技術を駆使してアスリートの肉体的、精神的強さを科学的に分析してるんだけど、とっても面白くていつも楽しみにしてるシリーズなの。
まずはボルト。
なんかゴールの時「欽ちゃん走り」だし、受け答えもヘラヘラしててあんまり好きな選手じゃなかったんだけど、体型は短距離選手にしてはクリス好みだったので見ました。
でね、あたし知らなかったんだけど脊椎側湾症なんだってね、彼。
背骨曲がってるのに世界一早いってどういう事!?
まあ、そこら辺の科学的分析はアーカイブかなんかで番組見ていただくとしてね、やはりデメリットを克服するには血のにじむような肉体改造とトレーニングがあったって事よ!
インタビューでは饒舌な彼もトラックでは自ら口に指つっこんでゲロゲロ吐きながら走り込んでました。
そこまでして彼が目指すものは「伝説のランナー」。
それを語る彼の姿にはヘラヘラした所など微塵もなく、神の高みへと挑みながらかえってその目にはとても人間くさい「業」みたいなものすら感じられました。
けれどもいっさいがっさい包み込んで、彼の肉体は美しい。
少し左右にゆらゆらしながら駆け抜ける稲妻 - ThunderBolt
そして驚異の「空中感覚」の持ち主、内村航平選手。
まあ、ある意味体操する上での絶対音感みたいなものがあるんだね。
楽しんで鍛え上げる内村くんには「天才」の称号がふさわしい。
そんな彼の瞳の中にあたしはいつも何も見えません。
(怖い人だな)と思っていました。
その印象は今も変わらないのですが、番組を見て彼のまわりにいる他の選手はどう感じているのだろうと思いました。
あれだけの才能と技量を持った人がすぐそばにいる。
そしてその人が「自分の個人成績より、団体で金が欲しい」と言いつのっているのです。
どんな方向から受けるプレッシャーよりこんな厳しいものはないんじゃないでしょうか?
ただね、彼らは幸せだと思います。
そんな経験は誰にも出来るものではない。
こんなどうでもいい筋肉通のおばさんでも(内村航平を見られて、彼と同じ時代に生きていて良かった)と思うのですから。
わかる、感じられる、見える、というのは大事なことです。
番組でも内村くんは何度も自分の感覚を言葉に置き換えられずにつまってしまう場面が何度もありました。
それをNHKはがんばって科学的に提示していて、良くやったと思います。
シロウトにも(ああ、そういうことなんだな)位には話しについて行ける。
だけれども最終的には「他の人には分からないだろうけど」「ぼくにしか分からないんだろうけど」ってことなんです。
そこへいくと同じ競技に身を置いている人には切実です。
ライバル達も内村くんの感覚は分からない、と言っていました。
そんななか、身近に彼を見ているチームメイトたちは幸せだと思うんです。
たとえその感覚そのものは持っていなくても、高いレベルでやっているアスリートなら感覚に対する共感や、そのイメージを実践につなげることは出来るはず。
逆に、どんな競技でもイメージが持てないものを実践することは出来ません。
ならば最高のイメージを提示してくれる人がそばにいる、というのは偶然とか幸運では片づけられないものであると思います。
高みへと連れて行ってくれる人
それはその場所が明確に見えている人
行けるかどうか、そんなことは考えたこともない
見えてしまっているのだから、行くしかない - そんな感覚
イメージ・トレーニングとか言っている間はまだまだ
もっと上手くなりたいから、出来なかったことを出来るようになりたいから
そして、楽しいからやらずにはいられない - それが情熱
五輪代表選手の皆さん、怪我のないようがんばってください
日本から応援しています
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