日本代表、どうでもいい
全社で盛り上がってるうちにU22はカタールに負け、A代表は年内最終試合に快勝した。
ああ、そんなことよりバンディ・ベンチ・ボーイズが結果を残せなかった方に気落ちしているあたしって一体...
Jリーグ開幕と共にサッカーを見始めたあたしにとって、きっかけを作ってくれたのは日本代表です。でも、カズやラモスが、ジョーやオノクンがいて当たり前の代表がそうでなくなるとだんだん興味も薄れ、大好きな鈴木隆行選手が呼ばれなくなった2005年あたりからだんだんふてくされ気味となり、オシム・ジャパンになってからはご覧の通り、試合スケジュールさえ把握していなくて新聞のTV欄を見て(ああ、そういえば...)などと気がつくていたらく。
今じゃ日本代表よりガンバ大阪やバンディオンセ神戸の方が大事。
もちろんあたしをサッカーへ引き込んでくれた事には感謝しているし、代表を見ていたから鈴木選手にも出会えたんだけど...
夜明け前、大きなカバンを担いで我が家の「王子」は出て行く。
代表戦を見ながら「もっと激しく」「狡猾さが足りない」「押しのけろ!」「もっとエゴイスティックに」「なにお友達やってんだよ!」「ハングリーじゃないんだよな~」などという意見を聞く。
でもあたしは、そしておそらく多くのスポーツ息子を持つ日本の母親達は「お友達と仲良くね」「コーチの言うこと良く聞いてね」などと言いつつ毎日毎日お弁当を持たせて少年を見送る。
怪我をしないでニコニコと帰ってきてくれるのなら勝敗なんかどうでも良いんだ。
あたしは料理を作るしか能のない母親なので、こどもにおいしいご飯を食べさせてやることに生きがいを感じている女だ。そんでもってスポーツ栄養学オタクなもんだから「理想の筋肉生成」の実践を息子で臨床試験中である。
なにが悲しくて、息子を「ハングリー」にしたいものか!
あたしの知ってるサッカー選手は高校の時から家を出て寮生活しながら競技に打ち込んできた子も少なくない。
あたし自身も15で日本を出て3年後にはそのままアメリカで一人暮らしをしていた。
お互い「若き日の武勇伝」なんかで盛り上がっちゃう事もある。
でも...これが自分のこどもだったら、と思うとずいぶんトホホな現実だ。
かわいい子には旅をさせよ、とは言うけどね。
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