フォト

athletic portrait

  • 風景
    写真とはちょっと違う、似顔絵でもない、あなたの雄姿を、SNSのプロフィールにアップしてみませんか?

as you like it!

  • モノトーン
    クリスの画風を気に入ってくださったアスリートの皆さん!あなたの輝きを永遠にしませんか?お気に入りの写真をお送りいただけば、それを写真とはひと味違う、情熱の一枚にしてお届けします。 料金例: A4サイズでフルカラーなら¥60,000、モノトーンなら¥30,000から注文をお受けします! (ご連絡は「プロフィール」の「メール」まで!) 作品例をこのアルバムにアップしておきます。発注なさるときの参考にしてください。

rock show

  • ちなみに「五岳」店内風景は…
    単独の展示会を2回やらせていただいたことがあります。 2005年3月、長野市在住の頃お世話になっていた画材店「五岳」さんの吉田店の店舗内外ガラス壁面を2週間お借りしました。「ウィンドウ・ジャック」と題して作品だけでなくサポートしていたチームの応援グッズやスポーツへの入れ込みをパネルなどにして展示しました。 2009年3月、平塚市のスポーツ・バル「モト・ロッソ」さん店内のギャラリー・スペースを一ヶ月お借りしました。湘南ベルマーレの選手やサッカーの絵を中心に開幕ダッシュを後押しすべく「暑苦しく」展示しました。

approved and accepted

  • Splash!
    ここではコンテストで入賞、入選した作品を中心にアップしています。 現在はもう参加していませんが、講談社フェーマススクールズさんにはお世話になりました。全然絵が描けなくなった自分を何とかしたいとKFSの通信講座に入会して基礎を一から勉強し直し、卒業後はアートコンテストで特別賞をはじめいろんな賞をいただいて自信をもらいました。入会当初の目的だった作家名鑑「イラストック」にも卒業翌年から連続して6年間掲載していただきました。感謝しています。

hot legs

  • 世界で一番お前が好きだーっ!
    2007年4月1日、クリスの初めての画集が出版されました。 嬉しかったな。書店を1日ウロウロしてました。 (ご購入ご希望の方は直接クリスまでメールで!)

aquatics

  • splash!
    愛すべき水生生物 - スイマーたち。 特に男子選手は「ミケランジェロの息子たち」と命名しております。

Gambino & other favorites

  • ドイツ大会のアポロン
    ガンバの選手を中心に「鈴木隆行以外」のお気に入りの選手をピックアップ!

turn yo wheels

  • Turn
    あたしが車椅子バスケットボール(イスバス)にハマったのは一重に仙台市の宮城MAXのエースにして日本代表のガード、藤井新悟選手の存在です。

not enough

  • Ish
    2003年から社会人サッカーを応援しています。特に地域リーグ。 さあ、素晴らしき4部の世界へようこそ。 (ここに掲載されているのはプロ球団に所属している選手ではありません。個別に掲載許可も取っていませんので、各々のページへのコメントは控えます。分かる人には分かる、ってことで。)

agony and passion

  • Before全国区
    あたしがサッカーを描くようになったのは鈴木隆行選手のプレーを見て「この人を描きたい」と思ったのがきっかけです。 描きたいものを見失っていたそれまでのクリスの絵描魂に火を付けてくれた鈴木選手には「感謝、永遠に!」です。

soccer critiques

  • 風景
    2007年6月-2008年3月に発売された「サッカー批評」のvol.35-38に連載された小宮良之さんの「カンプ・ノウで刻まれた想いを胸に」の挿絵を担当させていただきました。 地域リーグを応援してきていつも選手に「全国目指すぜ!」ってえらそうに言ってきましたが、ようやくクリスも全国デビューを果たしたのです。

2018年11月21日 (水)

This'll be the day that I die

Just about 5 days ago - they let me know that you're going to quit.

こんな日がくることはわかっていた。

いや、分かっているはずだった、というべきか。

なにもかもおしまい。

相方が死んで、初めてその意味を知った。

But I alwas thought that I'd see you play again and again.

人はいつか死ぬ。

同じように、選手もいつかは選手ではなくなる。

それが分かったので、いくらか自分を抑えてサポートするようになった。

必要以上にチームや選手に近付かないように、律してきたつもりだった。

行くべき試合を吟味し、やるべき応援を制御し、かける言葉を選んできた。

I won't last a day without you playing football.

How am I gonna make it any other day?

でも、長年応援してきた選手がもう辞めてしまう。

現役を引退してしまう。

もうあのプレーが見れない。

あたしは本当に、終わりが来るということを、分かっていたのだろうか?

何を分かった風にブレーキをかけてきたのだろう?

I remember how your play used to make me dance - your play saved my soul.

人生何に魂を救われるか分からない。

サッカーが、あたしの魂を救ってくれた。

あたしは2度死んだ。

でも、そのたびに、絵が、サッカーが、人との出会いがあたしを救ってくれた。

「この人を描きたい」

そう思うことが、あたしの生への執着となり、生きるエネルギーとなったのだ。

The man I admire most - you've been turning my world up side down.

もうなにもかもおしまいさ。

そうなのだろうか?

もうこれからは何も、あたしを生かしてくれるものは無いのだろうか?

Come away with me, and I'll draw a picture of you.

目の前に美しい人がいて、ただただ、その人を描く。

それだけがあたしの望むことだったのに。

人は変わる。時は移ろう。永遠なんてない。

分かっていたから、描いたのではないか。

どんなに彼が変わっても、彼のあのときの栄光は永遠だ。

だから、描いたのではなかったか。

だから、彼がいなくなっても何も変わらない。

あたしたちはみんなでひとつの大きな夢を見たのだ。

それはもう、何が変わろうと、永遠なのだ。

あのときあたしたちは、確かにサッカーと一緒で幸せだった。

だから辛くは無い。

寂しいだけだ。

But I wouldn't feel like dancing when you're not around.

2018年7月 1日 (日)

athletic portrait

おひさしぶりです。

SNSプロフィール用イラストのサービスを始めました。

左サイドバーにサンプル画像のアルバムを「athletic portrait」の名前でアップしてあります。

https://www.timeticket.jp/items/49399?utm_source=search&utm_campaign=search_item&utm_medium=item

タイムチケットも販売中です。

よろしくお願いします。

2017年8月29日 (火)

第2回S-46壁面展示会

「サッカーのある風景

~作品展示会2017

辻堂で様々なクラフトビールが楽しめる

S-46 BeerMarket」にてこの夏もイラストレーターにしてサポーター、クリス・ティーの作品展示を開催!

今年もJ3で闘う福島ユナイテッドFCの全面協力を得て作品を制作。(背番号13三橋秀平選手は浜須賀小・中出身です!)

売り上げの一部はBMWスタにて1078日実施の「2daysJ!」に福島の子供たちを招待する福島復興支援活動Kids Guard Shonanに役立てられます。

辻堂のお近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

 

会期・ 2017829日(火)~ 

109日(月・祝)

会場・ S-46 BeerMarket

251-0038 

神奈川県茅ケ崎市赤松町13-4 

ピオニー湘南1F

(JR東海道線辻堂駅西口・徒歩1)

時間・ 11:30 - 15:00 / 17:00-24:00

(第3火曜定休)

TEL(予約):  0467-38-7799 

HP:  http://s-46.jp/

(展示会については以下にお問い合わせください)

Facebook: Chris T. Micima

e-mail: pxc06116@nifty.com

 入場は無料ですが、カフェでの飲食をお願いします。

アーティストは常駐しておりません。
 
***********
久々の更新です。
今年も上記店舗の壁面をお借りして作品展示を開催させていただくことになりました。
ご協力いただいたS-46さま並びにサッカーJ3リーグの福島ユナイテッドFCさまにはお礼申し上げます。
また、告知にご協力いただいた各位にもお礼申し上げます。
これから一か月ちょっとの期間、あたしのかわいい作品たちが日の目を見ます。
どうかお食事、パーティのついででも構いませんので、皆さんに楽しんでいただければと思います。
 

2016年9月23日 (金)

展示会、無事終了

8月18日~9月19日の一か月にわたって開催しましたカフェ壁面での作品展示会が無事終了しました。
水曜日に撤収作業を行い、関係各位にもお礼のご挨拶をいたしました。
ギャラリーでの個展と違い、基本的にお客様は絵ではなく、お店が提供されるビールと食事がお目当てですので、どれくらいの入場者がいて、何を持って成功とするのかは定かではないのですが、ご好評を頂いたものと思っています。

まず、友人、知人、サポーター仲間が多くお店にはるばる遠いところから、忙しい中足を運んでくれました。
なかには10何年ぶりに会う友人もいたり、スタジアムでは顔を合わすことはあっても話したことがなかった人たちから声をかけてもらえたりしました。
展示会場ではポストカードや画集を販売しましたが、福島の子供たちを湘南に招待してサッカーを楽しんでもらう「キッズ・ガード湘南」という湘南ベルマーレと福島ユナイテッドが東日本大震災発生以来5年間行ってきた復興支援活動に対し協賛金という形で売上金の一部を寄付することもできました。

そして会期中は極力サッカーの試合も見に行くようにしました。
J1、J3、天皇杯、県リーグなどです。
こうしたなか、もう7月中で展示用の制作は終了していましたが、ますますもっと描きたいという意欲が増した気がします。

なによりも、絵を描くことも、サッカーをサポートすることも、長く続けていてよかったと思えました。
続けていたからここまでこれたのです。
辞めることはいつでもできましたが、辞めたいと思うようなこともありましたが、それでもこうして続けてきたことで美しい光景をこの目で見ることが出来ました。

人のために行動に移す、というのは一番美しいことだと思います。
自ら一歩踏み出すことで、思いもしないところで他の人の動きを引き出すことが出来るのだなあと思いました。

あれはもう何年も前にすでに「見た」光景。
その勝利を、ゴールを、栄光を、見たいと願ったのではなく、あたしはすでに見ていた。
一度明確に心の目で見てしまったから、なんとしてでも現実でも見たいと、願ったのだ。
頭に思い描けないものを、現実にはできない。
現実にしたいと思っても、1年や2年であきらめてしまっては、その目で確かめることはできない。

この男について行けばきっとおもしろいものを見せてくれる。
そう思った。
河川敷のサッカー場で、彼が放ったロングシュートの放物線の先に、あたしはもうあの光景を見ていた。
ただ、実現するにはうんと時間がかかっただけだ。
彼はあきらめなかった。
あたしもあきらめなかった。

ずっと、待ってた。
ずっと、見てた。
勝利もゴールも栄光も、全部きみのもの。
でも、あの瞬間、あたしはきみごときみのサッカーを抱きしめた。
だからあの光景は、全部あたしのもの。

同じ景色を、見ているか。

ありがとうございます。

これからも、サッカー描きます。

2016年7月13日 (水)

展示会のご案内

さて、このたび6年ぶりに作品展示を行うことになりましたので告知させていただきます。

 

from湘南to福島」Summer 2016

 

「クリス・ティー作品展示会のご案内」

 

辻堂のクラフトビールが美味しい「S-46 BeerMarket」にてスポーツ

 

イラストレーター、クリス・ティーの作品展示を開催!

 

カフェ壁面をサッカーを中心にスポーツの絵で彩ります!

 

今回はJ3で闘う福島ユナイテッドFCの全面協力を得て作品を制作。

 

売り上げの一部はBMWスタにて91718日実施の

 

2daysJ!」に福島の子供たちを招待する福島復興支援活動

 

Kids Guard Shonanに役立てられます。

 

辻堂のお近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

 

会期・2016818日(木)~ 919日(月・祝)

 

会場・S-46 BeerMarket

 

251-0038 神奈川県茅ケ崎市赤松町13-4 ピオニー湘南1F

 

(JR東海道線辻堂駅駅西口 徒歩1)

 

時間・11:30 - 15:00 / 17:00-24:00 (第3火曜定休)

 

TEL(予約): 0467-38-7799 HP: http://s-46.jp/

 

連絡先・(お店には展示会について問い合わせないでください)

 

Facebook: Chris T. Micima / e-mail: pxc06116@nifty.com

 

 入場は無料ですが、カフェでの飲食をお願いします。

 

 アーティストは常駐しておりません。 

 

実は今も作品を製作中で、どれを展示するかは決めていません。

予定としては新旧取り合わせて8作品を飾らせていただきます。

ぜひ、あたしの絵に会いに来ていただければと思いますので、美味しいクラフトビールとイタリアンを楽しみながら、筋肉をご堪能ください。

2016年6月 5日 (日)

寂しい年

今日はハニーのお誕生日。
でも、もう、引退してしまわれたので。
一般の方にきゃあきゃあ言うほど若くもないので。
ただあたしの中でハニーの栄光は永遠なので。
そしてちょうど15年前に彼に出会ったので。
だからやっぱりあたしのサッカーの師匠であることに変わりはありません。
40歳のお誕生日おめでとうございます、鈴木隆行さん。

でも、今年はなんだか寂しいですね。
もう、鈴木さんはジョカトーレではない。

今年はデヴィッド・ボウイ、プリンスときて、今日はモハメド・アリの訃報。
こどものころにあこがれた人が次々と旅立っていく。
いったい、なんなんだ。

昨日たまたま見たNHKの「トットてれび」。
黒柳徹子さんの半生と日本のTV業界の歴史。
昨日は黒柳さんと故・向田邦子さんとの友情を描いた。
印象的なのは黒柳さんが向田さんが事故死した後、毎日のように入り浸った向田さんのアパートの前に佇むシーン。

あたしは5年前に夫を送り、両親ももう亡くなった。
親の時はただ周りの言われるままに葬儀を執り行い、違和感しかなかった。
夫の時は喪主だったが、悲しくて辛くて悔しくて、何も覚えていない。

あたしは熱心な仏教徒でもないのに仏教式で執り行うことへの罪悪感。
遠方から駆けつけた年老い、落胆する夫の両親に何もしてやれない無力感。
終わった後で(あれでよかったのだろうか)と襲ってくる、数限りない後悔。

5年たって思うのは「あたしの知らない夫の親しかった人たち」への対応だ。
結婚式も葬式も、すべては両親や親せきのために行った。
あたしはそこに、なんの心も思い入れも持ち合わせていなかった。
本の3日前まで元気だったのに、突然天国に行ってしまった夫。
仕事関係は職場の後輩の人、親戚関係は姉や義妹に連絡を任せた。
それでもう、いっぱい、いっぱいだった。
四十九日も一周忌もこどもと4人だけで執り行った。
初盆だけは納骨のために夫の実家に行ったけれど、それだけだった。

あたしが宗教や慣習に疎いばかりに、夫にお別れをする機会を奪われた人はいるだろう。
それが多いのか、少ないのか、それが気にするほどのことなのかどうなのか。
あたしには、わからない。

あたしが死んだら、子供たちはおそらく姉には連絡するだろう。
でも、それ以外には連絡する人もないんじゃないか。
さほど親せき付き合いはないからな。
仕事は今はほどんどネットを介しているから、パスワードくらいは教えておくか。
でも、葬式に呼ぶほどの長い取引でもないところばかり。

あたしが一番長く時を過ごし、楽しくともにいる友人たち、サッカーの仲間たち。
おそらくそういう人たちに何かあっても、あたしに連絡が来ることはないだろう。
あたしのこどもたちも連絡するすべもないだろう。

それは悲しいことかもしれないけど、それでいいのかな、とも思う。
あたしたちはスタジアムで出会い、スタジアムで友情をはぐくみ、スタジアムで別れる。
だから、あたしがいなくなっても、スタジアムで思い出してくれればそれでよいのかもしれない。
徹子さんが向田さんのアパートの前で一礼したように。
あたしもまた、葬儀会場など設けなくても友人たちはスタジアムで懐かしんでくれればよい。
そう思えるように、生きているうちに、会いたい人には会いに行かなければと思う。

2016年1月14日 (木)

やり直せることと、取り返しのつかないことと

クリスマスプレゼントを久しぶりにもらった。
今までと同じような、でもやっぱり同じではないクリスマスだった。

末っ子がくれたのが縄跳び。
運動不足解消のため毎日必ず100回飛ぶことにした。
実はあたしは小学生の頃は連続飛びすらまともにできないヘタレ。
ところが何十年ぶりかでやってみたらあっさりできた。
不思議なものだ。
大人になるに従って身体能力が上がったのか。
それとも何度も人がやるのを見て知らないうちにコツをつかんでいたのか。

自転車もそうだった。
35歳で(子供と3人乗りしたい!)と思って一念発起。
1歳だった末っ子が昼寝をしている15分ほどを使って家の前で練習した。
あっさり乗れた。
日曜の朝早起きして毎週練習したのは何だったのか。

跳び箱もそう。
小学生の頃どうしても4段以上飛べなかった。
娘が保育園の頃上手く飛べなくてしょんぼりしていた。
「跳び箱飛べへんかてなんも困れへんで。母ちゃんもアカンねんし。」
とか言いながらやってみせたら飛べてしまった。

どんくさくて、いじめられて、泣きべそかいてたあのころのあたし。
「泣かんでええで。ほっといてもできるようになるみたいやで。」
そう言ってなぐさめてやりたい。

科学的に考えたら体格や筋力の向上もあるとも思う。
だけど案外精神的なことが大きいのかなとも思う。
大人だからもう、自分の満足のためだけに「チャレンジ」すればいいだけだから。
「縄跳びノート」に〇や×を付けられることもない。
お姉ちゃんに借りた自転車を傷つけて怒られることもない。
跳び箱にしりもちをついてクラスメイトに笑われることもない。
ただちょっと勇気を出せば、どれもあっさりクリアできることだったのだ。

人生はやり直せる。

でもね、あのころのあたしはもう大人になってしまった。
しょんぼりしていた小学生のあたしに挽回のチャンスはない。
あたしの時間はもう、取り返せない。

同じように、あたしのこどもたちの子供時代は刻一刻終わりの時を迎えようとしている。
だからあたしは彼らと生きることを決心した。
4年ぶりにクリスマス会もやったりして、落ち着いた年末を久しぶりに過ごした。

先日成人の日でした。
今年はあの阪神淡路大震災の日に生まれた子たちが成人する年度。
東日本大震災のときに義務教育を終えた子たちが成人した年度。
時の流れはだれにも平等だけど、無情であり無常でもある。

生きていくのは辛いことの方が多いけど、生きていれば悪いことばかりじゃない。
がんばって生きていきましょう。
あたしたちは縁あって今のこの時代を一緒に生きている。
どうせ行くなら笑顔でやっていこう。

2015年12月 8日 (火)

ハニーがゴール

http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20151207/377800.html

何から書いていいのかわかりません。
一方でもう、このブログでは鈴木選手については同じことばかり書きつくしてしまった気もします。
でも、あたしの命の恩人でもある選手が現役を終えてしまったのです。

あたしがもっと若かったら、それこそ25年近く前千代の富士が引退した時のように、途方に暮れていたかもしれません。
ただあたしはもうすっかり大人で、最強の力士にただあこがれていた20代のお嬢ちゃんとは違います。
逆に鈴木隆行という選手は、自分を見失っていたあたしに絵を描く喜びを取り戻させてくれた人です。
サッカーの世界という扉を開いてくれ、その向こうの広い世界やたくさんの仲間と出会わせてくれた人です。
本人も悔いはないとおっしゃっていました。

ですから悲しいとか残念とか言う気持ちはないです。
ただ何かが終わり、それが取り返しのつかないものであればだれもが感じるであろう寂しさがあるだけです。
寂しい、ただ寂しい、それだけです。

コンフェデレーション杯で鮮烈な2ゴールを上げたとき、鈴木選手は25歳になる直前でした。
一般的なJリーガーの平均引退年齢に近いです。
それを思えば15年もこの人の競技人生を見ることが出来たのはありがたいことでした。
描きたいものが見つからなかったあたしは、あのカメルーン戦の後無性に(この人が描きたい)と思ったのです。
彼の凄いところはあたしにただ(鈴木隆行を描きたい)と思わせただけでなく(サッカーを描きたい)と思わせたところです。

あの日からずっとサッカーを描いています。
いろんなチーム、選手、サポーターと出会ってきました。
ありがとう、鈴木選手と言いたいです。

でも、直接その言葉を伝えることはとうとうできませんでした。
なんどかチャンスはあったものの、かないませんでした。
試合や練習の後で出待ちをすることもできたでしょう。
鹿島や水戸に出かけることだってできたでしょう。
行動力にはそれなりに実定評のあるあたしがそれをしなかったのにはなにか理由があった気がします。

彼の引退を受けて考えてみました。
あたしは、ただの無名の鈴木隆行ファンとして彼の前に立ちたくなかった。
あたしは、彼の方から「ああ、あなたがクリスさんですね。」と言ってくれるほどのものになってから彼の前に立ちたかったのです。
そして願わくば、彼の方からあたしが初めて彼を見て思った言葉を彼から発してほしかった。
カメルーン戦でゴールを決めた後、吠えている彼の目はあたしに言っていたのです。
「おれを描け」

だからあたしはもし鈴木隆行に会うことが出来たら、彼の口から「おれを描いて。」と言ってほしかったのです。
そしてせっかく彼が15年もの猶予を与えてくれたというのに、あたしはそこまでの高みに行くことが出来なかった。
だから、彼に会うことはかなわなかったのだと理解しています。
でも、あたしはこれからもサッカーを描こうと思っています。
それがあたしの活生きる道であり、あたしなりの鈴木選手への恩返しだと思うから。

鈴木隆行さん、お疲れ様でした。
本当に、ありがとうございました。

2015年8月30日 (日)

Be my Boy!

先日フィギアスケートの羽生結弦選手がTV出演していてあたしと同年代くらいの女性から「こんな息子がいたら」とか「どうしたらあなたのような息子が育つのか」といった質問が届いていた。
「こんなの羽生君じゃなくて羽生君の親に聞くことだよね。」
一緒に見ていた娘に呟いた。
「ファンだからきゃあきゃあ言ってるだけでしょ。」
「ファンなの?男として好きってことよね?じゃあ、どうして息子ってキーワードが出てくんのよ?」
「ほかに共通の話題がないとか?」
「あたしはスポーツ観戦が好きけど、アスリートを見て息子になってほしいとか思わんな。」
「白井健三君かわいい、くぁわいいって言ってたじゃん。」
たしかに白井くんはかわいらしい。
彼の発展途上の肉体も美しいと思う。
だけれども、彼に息子になってほしいとは思わない。
第一あたしからあんな立派なアスリートが生まれるとも思わない。
そもそもな羽生君や白井くんが家にいたら落ち着いて屁をひることもできない。
あたしはあたしのこどもが良い。
あたしが産んで、一生懸命育てた息子と娘の方が良い。
でも世界陸上の合間に挟まれるTVCMに出てくる白井君は愛らしい。
なにがそんなにかわいいのか。
着地が決まった直後に見せる笑顔だ。
そしてそんな彼を見て、彼に息子になってほしいとは思わないが、(ああ、あたしの息子にもこんなふうな笑顔を見せてほしい)とは切に思うのだ。
人生を賭けるほど打ち込めるものを見つけ、それに向けて懸命に努力し、目標を達成して歓喜しているところを見せてほしいのだ。
あたしはずっと絵に打ち込んできた。
たいして出来も良くなく、期待もされなかったあたしだが、絵を描くことだけは父はずっと応援してくれた。
父も絵を描きたかったのだ。
でも親に反対され、諦めた。
彼は後にやりたい仕事を見つけ、それで成功し、彼なりに楽しい人生だったのではないかと思う。
あたしが描きたいものがわからなくなって自分を見失い、描けなくなった時には「絵がすべてではない」と言った。
一方であたしがサッカーに出会いスポーツを描いて行こうと決めたことを伝えた時はとても喜んでくれた。
父はあたしが絵で成功すればよいとは思ってくれていたが、それ以上にとにかく娘が幸せであればと願っていたのであろう。
あと5年で東京五輪だ。
あたしはスポーツを描いているので楽しみにしている。
だがこのところのエンブレムパクリ騒動は非常に不愉快だ。
あたしが絵を選んだのは好きだというのが一番だが競争しなくてよい世界だからと思っていたことが大きい。
その後なんどもコンテストやオーディションで落とされ、アートの世界も競争があることを知ったけれども。
それでもあたしはこの年になるまでそれもまた実力の世界だからと、信じていたのだ。
絵がうまいだけじゃプロにはなれない。
わかってる。
だけどこのコピーペーストの感覚バーチャル世界ではうまくなくてもプロにはなれる。
上手く何かを組み合わせて上手く媒体にのせることができればそれで良いのだ。
一連の騒動はあたしにそんな諦めを抱かせる。
そこには対象に対する愛情もリスペクトもない。
実力があるから、選ばれたのではないのか?
我々アートを志す者の代表ではないのか?
スポーツを描いている者として、アスリートを愛しているものとして、悔しくてしかたない。

2015年8月12日 (水)

18612

10年ぶりに長野に行った。
もうエルザはない。あのころの南長野には帰れない。
そう思って、10年間サッカーの旅を続けてきた。
5年前、JFL昇格をかけた地域決勝を見に行った。
長野サポーターの後輩たちと合流してともに応援し、昇格を果たした時の気持ちには今も変わりはない。
ただ5年前は自分自身の落とし前を付け、チームから卒業し、後輩サポーターたちの前途を祝しにいったのだ。
でも、今回改めてあの町に戻り、新しいスタジアムを訪れ、たくさんのお客さんを見た。
そして思い知ったのだ。
ああ、あたしはなんてひとりよがりだったろう。
あたしのように気が付けば移動ばかりしている人間はいかに自分がとるに足らない人間で、あたし一人がいなくなっても世の中来れっぽっちも困らないことを骨身に染みて理解している。
だからこそ、後にしてきた土地の思い出になど浸らず、新しい場所で自分の存在意義を見出すためにいつも必死だった。
今回の長野への道の間中、へんな心持だった。
車がなにかタイムマシンのようで、ずっと変な笑い声を上げていた気がする。
あたしはナーバスになっていた。
過去に対峙しなければならない。
過去に責任をとらなければならない。
過去を清算しなければならない。
ところが ちっぽけなあたしのくだらない緊張をあの素晴らしいスタジアムが吹き飛ばした。
ああ、そうだよ。
サッカーはみんなのものだ。
だからエルザは、パルセイロは最初から長野の街の皆さんのものだったんだ。
あたしはただ、他所からやってきてこの美しいチームの苗木を見つけ、少し育てる手伝いをしたにすぎない。
それをいつのまにか「あたしのチーム」だと勘違いしただけなのだ。
招待してもらったんで、あたしの目の前には美しい芝生。
ピッチだけは10年前と変わらない。
そして10年前、こんなにも立派ではなかった球技場であたしはいつも客席と芝生を自由に行き来していた。
いまもあたしとピッチの距離は変わらない。
でも、今のあたしは目の前のピッチと客席を隔てるバーを審判のジャッジに抗議するふりして蹴り飛ばすことしかできない。
昔応援した選手が今もプレーする選手を追いかけてあたしと一緒に不安そうに出待ちをしている。
昔はすぐ目の前の公園事務所がクラブハウスで、彼もあたしも自由に出入りできた。
シャワールームにだってめんどくさいから出入りしていた。
選手はやっぱり現役の内が花。
あたしたちサポーターは少しずつ下から上に上がって行く中でどんどんサポーターとしての知識もスキルも上がって行く。
選手がいきなりあたしたちサポーターの中に入ったって、同じようにはできない。
2
10年ぶりにいろんな人に会いに行った。
大人になってからの10年なんてあっという間。
でもこの10年、本当にいろんなことがあった。
実は相方を失ってからあたしの自己評価は地に落ちていた。
社会的にも、経済的にも、相方なしではまともに相手もしてもらえない。
こどもにも満足に教育を受けさせたり美味しいものを食べさせたりできないじゃないか。
旧知の人々と、別に特別なことを話すわけではない。
でも、思った。
ああ、あたしにはこんなにもあたしを心配してくれる人がいるではないか。
相方の仕事の関係で住むことになった地ではあったけど、この人たちはあたしが、あたしのご縁でつながった人たちだ。
あたしの話に耳を傾け、あたしの夢を応援し、あたしの困難を助けようとしてくれた人がこんなにもいたではないか。
5年前ですら、やはり自分は一人であるのは変わらないと思っていました。
ですが今回の旅で、自分は一人ではないと実感しました。
だからあたしがいなくなったくらいでその街は消滅したりしないし、だからこそきちんとその街に気持ちをかけ続けなければいけないとも思いました。
こんどからは責任感でも罪悪感でもなく、愛着の気持ちでもって。

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